園芸ルポ・カラーの球根到着
こんにちは、「鉢花のお店 オーク・リーフ」店長・藤田です。当店で母の日に販売予定のカラーの球根が、オランダから到着したとの知らせを受け、早速農場に急行しました。
貨物トラブルで1週間遅れる
本来なら2月6日に届く予定でしたが、航空貨物に積み切れず取り残されてしまったとの事。そんなことがあるんですね。結局1週間遅れの到着となりました。幸い今年は曜日並びの関係でいつもより遅い母の日となりますので、大丈夫でしょう。昨年、オランダから球根メーカーの方が視察に来てくれました。その時のお話では、カラーの球根は出荷まで丸3年かかるそうです。その間1年ごとに堀上げては植え替えるそうで、球根作りとは結構大変なものだと思いました。それにひきかえ当店農場では、早速植えて3カ月ちょっとで出荷してしまうのですから、カラー栽培とは球根栽培に尽きるといえます。
カラーの根は上むきに伸びるって?
カラーの根って噴水のように地面に湧きあがるように生えるって知ってました?イラストのように芽も根も球根の上部から上に向かって出てくるのです。ですから浅植えは禁物、球根の上に充分覆土します。
水生カラーと畑地カラー
カラーには2種類あります。水辺に生息する「水生カラー」と、比較的乾燥を好む「畑地カラー」です。水生カラーの代表格は「オランダカイウ」といって、切り花でお馴染みの白く花首の長い清楚なカラーで、ここ千葉県で栽培が盛んです。当店のものは「畑地カラー」です、花が終わり来年も楽しみたいという場合は、日当たり・水はけ・風通しの良い場所に植えてください、元肥も忘れずに。また寒さには弱いので冬場は掘り上げて屋内で貯蔵するか、球根の上に敷き藁などして寒さから守ってください。
このカラーの成長記録、追って続編でご紹介いたします。
届いたばかりのカラーの球根、検疫上きれいに洗われて土がまったく付いていません。
手のひらいっぱいの大きさです。
オランダから視察にいらっしゃったギドーさん(左)、カラーについて熱く語ってくれました。
深めの鉢を使います、球根はほぼ真ん中の深さに植えます。
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