園芸ルポ・クレマチスの冬のお手入-2
こんにちは、「鉢花のお店 オーク・リーフ」店長・藤田と申します。前回に続きクレマチスの冬のお手入について解説いたします。
「頂芽優勢」について
バラバラになったツルを先端からよく見て、シッカリした芽を残してそこから先を切り落とします。そうして再びネットに誘引し直しますが、なるべくネットの低い位置に高さを揃えて誘引してください。芽が伸び始めるとまっすぐ上に伸びますので、高い位置に誘引してしまうとネットから飛び出して形が悪くなってしまいます。また、一般的に、植物には「頂芽優勢」といって、高い位置にある芽が優先して延びる性質がありますがクレマチスも例外ではありません、ですからすべての芽を均等に伸ばすためには、なるべく芽に高低差を付けないようにしましょう。
最後に「石灰硫黄合剤」の10倍液を散布しておくと、温かくなってから病虫害の予防になりますのでお勧めです。
最後に「石灰硫黄合剤」の10倍液を散布しておくと、温かくなってから病虫害の予防になりますのでお勧めです。
植替えは根を傷めないように
植替えは一年おきに行います。今年販売するものは昨年植替えしておりますので、昨年ご購入のものは植替え時期となります。ネットが鉢に固定されていますので、ツルの誘引を解いた時が植え替えのタイミングです。クレマチスは根が傷むことを嫌うので、根鉢を崩さぬようひと回り大きな鉢に元肥の入った新しい用土で植替えます。元の土が隠れる程度にやや深植えするのがよさそうです。そうすると、何年か先には鉢が大きくなって手に負えない事になります、その時はどうしたらいいのでしょうか??
今回の記事は以上です、お付き合い頂きありがとうございました。
枯葉がまとわりついて何となくみすぼらしい姿に・・・
よく見ると節々に可愛い芽が出番を待っています。
ツルを整理して改めて巻き直しました。
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