園芸ルポ・長持ちの秘密「自家製培養土」

   2018/02/14

当店の鉢植え植物は「いつまでもよく咲いて長待ちしてます」、というお言葉を頂くことがしばしばあります。売る側からすればとても嬉しいものですが、どうして長持ちするのだろうと直営農場で調べてみることにしました。

長持ちの秘密はどこに

冒頭でご紹介したおほめの言葉ですが、その秘密はどこにあるのか、まづは直営農場で手掛かりを探した結果、使用している培養土と灌水方法に秘密を解くカギのあることが分かりました。まずは市販のポインセチアと比べてみようと街で探しました。クリスマスの翌日でしたが2件目の花屋さんにはまだ何鉢か残っていました。その検証結果をYOUTUBEにアップしたのでご覧下さい。

効率化を求めた結果は?

一般的に栽培規模の大きい生産農家では灌水作業の省力化を進め、「底面給水」という方式を採用しています。この方式、文字通り鉢底から給水する事ですが、一度給水を断って乾かしてしまうと水の道が途絶えてしまい、再び給水することが困難となってしまいます。したがって、植物は常に適度な水分と養分を供給するされていることになります。いつも適度な水分が供給されているので、頑張って根を張る必要がなくなり、根は細く貧弱なものとなってしまいます。また、根は植物体を保持する役目もあるので、根の張りの少ない植物はグラグラし易い事も分かりました。

「咲かせ上手」にご注目!

当店直営農場の培養土は赤土主体でゴロゴロしています。自然の土壌に近いと言えるかもしれません。植物にとっては根が張りにくい、嬉しくない土かも知れません。しかしご覧の通り強い根がグルグルと張っています。ですからぐらつくことも少なくハウスを出て長距離の輸送に会っても、グラつくことなく過酷な環境にも耐えうるのでしょう。

自然に近い水やり「プール灌水」

長持ちの秘密のもう一つ、灌水方法にもあります。一般的な大規模栽培に採用されているのが「底面給水方式」といいましたが、この農場では「プール灌水」という水やり方法が採用されています。「プール灌水」とは何ぞや?長くなりましたので、これに付いてはまたの機会にご紹介することに致します。
お付き合い下さり有り難うございました。


我がの状のポインセチア、鉢から抜いてみました。白いきれいな根が元気よく回っているのが分かります。

我が農場で使用している培養土です、このようにごロゴした培養土は市販では見かけることはありません。

農場で使用しているものをそのまま袋に詰めたものが「咲かせ上手」です。一般の培養土と比べるとやや高価ではありますが、植物の健康にこだわる方にはお勧めです。詳しくはこちらを⇒商品ページ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。